調査対象となったのは、人口60万人以上の都市。ランキングは、生活水準を示す経済統計と、就職サイト「スーパージョブ」で実施された投票の結果にもとづいている。
ルースキー・レポルチョル誌は、あえてモスクワとサンクトペテルブルクを調査対象から外している。この2都市は「連邦市」であり、予算編成が他の街とは異なるためだ。
2. クラスノダル
ヴィターリイ・チムキフ/タス通信
スタラヤ・クバニ湖、クラスノダル
ヴィターリイ・チムキフ/ロシア通信チアトラリナヤ広場、クラスノダル
Vitaly Timkiv/TASSクラスノダルの競技場
ロシア南部の都市クラスノダルは、ルースキー・レポルチョル誌のランキングで第1位に5回選ばれている。統計によれば、マンションなどの住居施設の建設に最も勢いがあり、地元住民によれば、商品とサービスが充実している。国内外の投資家の受け入れ態勢が最もオープンな都市でもある。
4. エカテリンブルク
Iimagebroker/Global Look Press
イーセチ川岸、エカテリンブルク
ゲオルギー・ロゾフ/Global Look Pressセボスチアノフの家、エカテリンブルクの中心部
ゲオルギー・ロゾフ/Global Look Press全ロシアに輝ける諸聖人の名による、血の上の大聖堂
ウラル山脈の東側の都市エカテリンブルク。平均給与が高く、小売業の売上高でトップである。すべての新しいことにオープンな街で、2013年に「決断力があり、多様で、中央政府ともめることを恐れない人物」であるエヴゲニー・ロイズマン氏が市長に選ばれている。
6. ノボシビルスク
ノボシビルスク= Panoramio/wikipedia
シベリアの都市ノボシビルスク。科学と産業の街である。市の行政は教育、文化、スポーツに多くの資金を投じている。ただ、住民は環境、安全性、職探しの面で満足していない。
8. ペルミ
Geo Photo Geo Photo
ウラル山脈の西側の都市ペルミ。不景気であるが、地元住民から高く評価されており、国内の強力な文化の中心地になり続けている。
10. ウファ
サラヴァト・ユラーエフ像、ウファ=公有
農業と石油精製で知られるバシコルトスタン共和国の行政中心地ウファ。2015年にここでSCO(上海協力機構)とBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)のサミットが開催され、街は大きく変貌した。だが、地元住民は良い仕事がないことに不満を感じている。
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