2月23日は「男性の日」
なぜ2月23日なのか 西側からロシアに伝来した「国際女性デー」と異なり、「祖国防衛者の日」は完全に「ロシア産」である。ただし、なぜ他ならぬ2月23日という日付が選ばれたのか、統一見解は今もって存在しない。ソ連で20年代に形成された公式見解では、1918年のこの日、赤軍がプスコフおよびナルワ郊外で独軍を撃退した、とされている。...
View Articleペテルブルクを2日間でどう攻略したか
100年前にロシア帝国はソヴィエト・ロシアに権力の座を譲った。政権交代事件の中心になったのがサンクトペテルブルク。この都市は1914年にペトログラードに改称されていた。事件の主役は、ちょうどキューバのチェ・ゲバラのように、ソ連市民にとって伝説になったレーニンだ。 ロシア革命の震源地の各所を訪ねて何ができるだろうか? 思いつく6つのアイデアはつぎのとおり。 1.レーニンの寝室を覗く...
View Articleロシアはクリル諸島師団を日本に対して使用せず
「クリル諸島への軍の展開が進んでいるが、これを日本に対して使用する意向はない」とオゼロフ氏。 氏はまた、ロシアは軍事協力に前向きである、と述べた。 「我々は軍事やテロ対策および海洋生物資源の密漁対策などの方面での協力に前向きだ」...
View Articleソ連の「雪解け」の芸術をトレチャコフ美術館で
「雪解け」は15年間続いた。すなわち1953年にヨシフ・スターリンが死去し、政治犯の名誉回復が始まり、公式にスターリンの個人崇拝が暴露されてから、1968年にソ連軍がチェコスロバキアに送られ、「人間の顔をした社会主義」の神話が粉砕されるにいたるまで。 この展覧会は、歴史上のこの時期が芸術的な手法でいかに映し出されたかを示すものだ。...
View Article「彼の死が野党を結集するはずだった?」
組織されていないリベラルな野党勢力は、今年最初の大規模な抗議行動「ネムツォフ行進」を実施した。これは2年前に暗殺されたボリス・ネムツォフ第一副首相を追悼するもの。行進はモスクワ都心で行われたが、集まったのは数千人に過ぎなかった(モスクワ市警発表は5千人、独立系の推計で1万5千人)。これは過去2年間よりも低い数字だ(2016年は2万4000人、2015年は5~7万人に達していた)。...
View Articleロシア謹製「銀河カタログ」
モスクワ国立大学の天文学者らが作成した新しいカタログには科学が既知のものとした全ての銀河が収録されている。地球から半径300億光年の範囲に点在する銀河たちだ。その数、実に80万。 それら銀河がどのような星で構成されているか、紫外線から赤外線まで、どのような波長、どのような明るさの光を放っているか・・・といった情報が、カタログには収められている。作成にはいわゆるビッグデータが用いられたという。...
View Article大斎期「ヴェリーキー・ポスト」
ブリヌィ(パンケーキ)で食べて楽しむマースレニツァ(バター祭り)のお祝いが終わった月曜日から、正教徒の伝統では1年でもっとも長くもっとも厳しい精進期である大斎期が始まる。大斎は復活大祭の4月16日(今年の正教会の復活祭はカトリックの復活祭と重なる)まで続く。2%(約300百万人)のロシア人が7週間の斎期を守る。インターファクス通信がレヴァダ・センターの世論調査の結果を引用し伝えている。...
View Article安倍首相プランの対象露企業明らかに
日本側が専門家育成に協力するのは25社。うち7社がサマラ州、3社がレニングラード州とモスクワ、それぞれ2社がウリヤノフスク州、カルーガ州、ニジニノヴゴロド州に位置している。これらの企業の多くが自動車部品製造と金属加工の分野に属している。 もっと読む:ロシア進出支援、そこまでやる?
View Articleサハリンと北海道、トンネルで結ぶのがベター
「まずはサハリンとロシアの大陸部を結ぶのが先決」 イワノフ氏によれば、サハリンと北海道を結ぶ橋の建設は、採算が合わず、経済的には得策とは言えない。 より現実的で、技術的に実現可能なのは、トンネルという選択肢である。しかしサハリンと北海道を結ぶ前に、サハリンとロシアの大陸部を結ばなければならない、とイワノフ氏。 露日の作業グループ立ち上げで合意...
View Articleフリスビーを追うロシアの犬たち
フリスビードッグの誕生は1974年。米国のアレックス・ステインが全国中継の野球試合の休憩中、飼い犬の能力を披露した。どんなに難しい投げ方をしても、ディスクをキャッチしてみせるのだ。 競技では、様々な角度から判定が行われる。距離(より遠くでキャッチすればより高得点)、正確さ(決められたエリア内でキャッチしなければならない)、フリスビードッグ・スタイル(技を決める際の敏捷性が評価される)・・・。...
View Article日本で初めて「ロシアの四季」を開催
上月豊久駐ロシア日本国大使らとの共同記者会見で 「開催国の選択は偶然ではなく、ロシア外交の優先事項と関係している。つまり、その選択はかなりの部分、露文化省ではなく露外務省の立場によるもので、選択後は、国家の指導部のレベルで調整される」。メジンスキー文化相はこう述べた。...
View Article働くロシア・ママの育児とライフ
1. 産休が長期 ロシアでは公式な産休が最大3年になることもある。これにより、妊娠した女性はゆっくりと出産の準備ができる(妊娠7ヶ月で休みに入る)。多くの女性は、子どもが1歳~1歳半になると職場に復帰する(1年半まで給与の一部が維持されることから)。とはいえ、キャリアを長く中断したくないと考えて、出産後数ヶ月で職場復帰する女性もいる。 2. バーブシカ(おばあちゃん)現象...
View Article30年後の世界はどうなっているのか
「未来について考えるのは当社の仕事。明日はどのような脅威が待ち受けているのか、それにどう対処すべきなのかを予測できなければならない」と、アース2050のウェブサイトを創設した、カスペルスキー社の関係者は、書いている。カスペルスキー社は創業20周年の今年、未来を描くマルチメディア・プロジェクトを立ち上げた。...
View Article今年度のビザなし交流
クリル諸島=Kirill ΞΚ Voloshin/Flickr 協議の結果、露日双方は次の点で合意した。日本国民は、このプログラムの枠内で南クリルを9回訪れ、ロシア国民はやはりこのプログラムの枠内で日本を6回訪れることができる。ロシア側の渡航は、北海道と東京の訪問を含む。 同プログラムにより、南クリルを520人の日本人が訪れ、日本を339人のロシア人が訪れる見込みだ。...
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